ベビーウェアリングは、赤ちゃんの健全な心の発達を促し、親子の絆形成に役立ちます。

・安心感

 ヒトの赤ちゃんはとても未熟な状態で生まれるため、お腹の中から外の世界に出てきた赤ちゃんは不安でいっぱいです。安心感を得るためには肌と肌のふれあいが必要なのです。

・基本的信頼感

 他の人への信頼「この人は自分を見捨てない」と、自分への信頼「自分は人から愛される価値のある存在だ」という思いから成り、自己肯定感の獲得につながります。

・自己肯定感

 「親から大切にされている、生きていていいんだ」というような、自分を好ましく思い肯定する感情の土台が出来上がる。

・安定した愛着

特定の人に保護してもらうことで安心感を得て、その人がいつも自分を守ってくれるという信頼感が育つ=愛着形成(アタッチメント)
*Attachment:何らかの危急時あるいは危機が予測された時に生じる恐れや不安等のネガティブな情動を、特定他者への近接性の確保を通して制御/調整しようとする行為=スキンシップとは異なる

赤ちゃんの心に育つ大切な魂とは、自分はこの世に生きる価値があって、自分が好きという自己肯定感です。そして、親はいつも見守っていて、かわいがってくれるという親に対する深い信頼と愛着。さらにこの世は楽しく、安心して幸せに生きられるという世界観です。これらの心は胎児の時から2歳頃まで徐々に育っていくので、江戸時代の人々は「三つ子の魂」「三つ心」と表したのです。

金子龍太郎.「抱っこで育つ三つ子の魂」.明石書店,2014,p.29